N様邸 漏電調査・復旧修理工事(HP御依頼、戸建て住宅編)

こんばんは。
今日はホームページからの御依頼で、戸建て住宅の漏電調査修理工事に行ってきました。現場は名古屋市南区です。
まずは分電盤の写真。
ミドリ枠のブレーカ回路が漏電していました。

「絶縁抵抗値」なるものを測定しております。
これが悪いと、漏電ブレーカーが落ちたりします。

そして色々調べた結果、外部の門灯回路が
悪いというところまで、突き止めました。

見てみると、門の壁とすき間ができた状態で取付けてありました。
取り外して裏を見てみると、小さい虫やら砂やらが入っていました。

門灯を外した状態で、絶縁抵抗値を測ってみると、
正常値を出しましたので、「原因はこれだ！」
ということで、
器具をキレイに拭いて、
すき間が出来ないよう、取付け直しました。

カバーもキレイに拭きました。



光ってますね(笑)
これにて、一件コンプリート！！
という事で、確認の為もう一度絶縁抵抗値を測りました。
すると・・・
絶縁抵抗値が、また振り切れてしまいました。
？？？？？
ハヤテは動揺を悟られまいと、冷静を装いながら
もう一度門灯を確認した。
「おかしい、器具はキレイにして、取付も大丈夫なハズだ。
すると原因はなんだ？」
激しくなる鼓動と冷や汗を感じながら、邦彦
いやもとい、ハヤテは、建物の外壁についている、
門灯の電線と電源をつないでいるボックスへ駆け寄り
それを開き、その電線を切り離した！！
そして再び絶縁抵抗値を測定すると、測定器は
正常値を叩き出したのであった！！
「やはりそうだ。この場合、照明器具の不具合ではなく、
建物から門へ向かって地中に埋められている電線が
悪くなっているハズだ。」
そう思ったくにひこ、いやもとい
ハヤテはお客様を呼びに行き、説明を始めるのであった。
・・・・・・・
すいません。急に大藪春彦タッチの文面になってしまいました(笑)
ここから元に戻ります(笑)
お客様に、原因は判ったのですが、
直すとなると、電線の入れ替えが必要になる事を説明し、
改めて門灯を外してみると、配管が来ていませんでした。
電線だけ来ています。
多分、配管の長さが足りなかったのか、門柱の途中で管を切ってしまったのでしょう。
しかし、もしかしたら、少し奥に管があるかも知れないと思い、
お客様に許可を頂き、照明器具で隠れる範囲で門を削ってみました。
(ちょっと文章が長くなってきましたね(笑)もう少し辛抱を)
そして削って行く間に、ふと気づきました。
門灯を留めていた、下のビスと電線の高さが同じなのです。
背中に冷たいものを感じながらハヤテは・・・・
しつこいですね(笑)
案の定、見てみると、「コンクリートプラグ」というものを取付ける際に、
下穴をあけるのですが、その下穴ドリルの跡が、電線に残っていました。
これにより電線が圧迫されて、絶縁不良を起こしていたようです。
10年間何も起きなかったのが不思議なくらいです。
写真は補修をした後ですが、
補修後、絶縁抵抗値をを測ってみたら、正常値を叩き出していました(笑)

残念ながら、門柱の中の配管は見当たりませんでしたが。
そして門灯を再取付しました。
写真は、削った穴に水や虫が入らないように
パテ埋めをした様子です。

門灯を取付けました。
見事点灯しております。

最悪の場合は、建物側のボックスより再配管を露出でしなければ
なりませんでした。
分かってはいても、配管が見えるのは見た目があまり良ろしくないので、
なるべくなら避けたかったので、これで復旧できて良かったです。
分電盤も復旧しました。

ついでにという言い方はなんですが、
インターホンもすき間がありましたので、コーキングをしておきました。





今回工事代金は、漏電調査費15,000円に、復旧工事費3,000円で
18,000円(税込)です。
しかし、漏電の原因を突き止めた後の感覚は
たまらないものがありますね(笑)
あぁ、もっと漏電調査の依頼が来てくれないかなぁ～
簡単に原因が判って、修理できる事例限定で(笑)
「漏電特捜ハヤピオン」って名前を変えようかしら(笑)
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